BL35XU/SPring-8で金属ガラスのX線非弾性散乱実験を行いました.D1林君の金属ガラスの構造不均一性の定量評価に関するテーマを遂行するために執り行ったものです.
参加メンバーは,市坪の他,谷村助教(レーザーポンププローブのエキスパート),河口助教(放射光実験のエキスパート),李特任助教,D2畠山君,D1林君,M1の毛塚君,小林君,西村君,卞さん,そしてJASRIの筒井先生,熊本大学・細川先生です.細川先生の作製された巧妙なサンプルチャンバーを用いて実験を遂行しました.チャンバーは,サファイア窓の散乱を極力カットするサンプル回りの構造を有しており,元来,非弾性ピークは,とても微弱なのですが,この構造のおかげでSN比が良好になります.ラボスタッフの協力の下,林君のハイパフォーマンスおよびM1諸君のその場での解析もあり,非常に良い結果が出ていると確信しています.その場解析の成功により,2021A期の課題申請も8日10:00までに間に合いました.